目次
3行紹介
ルールは簡単、2人専用の陣取りポーカーゲーム。
限られた手札の条件から戦略、運、タイミングを見定め勝利を目指せ。
あなたは欲しいカードを引けるだろうか・・・
ゲーム情報
タイトル バトルライン[Battle Line]
プレイ人数 2人
平均プレイ時間 20~30分程度
ゲームデザイン ライナー・クニツィア(Reiner Knizia)
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ルール
終了条件および勝利条件
フラッグを挟み相手より強いカード3枚1セットのフォーメーションであればそのフラッグを獲得できます。
9つのフラッグのうち連続する3つのフラッグもしくは、合計5個のフラッグを確保したプレイヤーの勝ち。
プレイ準備

フラッグをカードの横幅より広い間隔で9個一列に並べます。
部隊カードをシャッフルし各プレイヤーに7枚ずつ配り、残りは山札として一番端のフラッグの隣に裏向きで置きます。
戦術カードもシャッフルし、部隊カードとは逆端のフラッグの隣に裏向きで置きます。
部隊カード

部隊カードは 1~10のカードが6色で合計60枚あります。
色と数字が完全に同じカードは一枚もありません。
重要なことなので必ず全プレイヤーに伝えてください。
手番の流れ
①手番プレイヤーは手札から部隊または戦術カードを1枚任意のフラッグの前に表向きで置く
※一部の戦術カードは別の指定の場所に置きます。
置ける場所は、まだ確保されていないフラッグに3枚までです。

どこにもカードを置けない場合を除きパスはできません。
①’可能であればフラッグの獲得
各フラッグで相手より強いカード3枚1セットのフォーメーション(役)であればそのフラッグを獲得できます。
詳細については後述します。
②部隊または戦術カードどちらか1枚を山札から引き手札に加え、相手の手番になる
※山札がなくなった場合は、手札は7枚に戻らず相手の手番になります。
フォーメーション(役)の強さ

ウェッジ(ストレートフラッシュ) | 全て同じ色の連番 | |
ファランクス(スリーカード) | 全て同じ数字 | |
バタリオン(フラッシュ) | 全て同じ色 | |
スカーミッシャー(ストレート) | 連番 | |
ホスト(ブタ) | 上記以外 |
上から順に強いフォーメーションです。
同じフォーメーション同士であれば、3枚の数字の合計が大きいほうが強いです。
数字の合計も同じであれば、先に完成させたほうが強いです。
なおフォーメーション(役)はカードが出された順番に関係ありません。
フラッグの獲得方法
自分の手番中、山札からカードを引く前であればフラッグを獲得できます。
フラッグの双方に3枚ずつカードが配置されてる場合強さを比べて強いほうがフラッグを獲得
自陣は3枚カードを配置していて、負ける可能性がないと証明できればフラッグを獲得
対象のフラッグに置かれているカードおよび、場に出ているカードなどの情報から証明します。
※証明には戦術カードは考慮しません。

手前の スカーミッシャー(ストレート) の役より ファランクス(スリーカード)の役が強いため
どちらもファランクス(スリーカード)の役 になりそうだが、数字が「3」のカードはすでに場に6枚出ているため手前が「3」の ファランクス(スリーカード)の役 を作ることが不可能で奥の役を上回る役を作ることも不可能なため
同じ ウェッジ(ストレートフラッシュ) の役 で奥のほうが数字が大きいのができそうだが、必要な「黄色の6」がすでに他のところで使われているので作成不可能で手前の以上の役を作れないため
同じ数字の強さで ウェッジ(ストレートフラッシュ) の役が出来そうだが、先に手前が完成させているため
確保されたフラッグの場所は、新たなカードを置くことができません。
また、戦術カードの効果でもそこにあるカードを動かすことはできません。
デモプレイ
下記のような場と手札の場合で現在あなたの手番です。
あなたは、どのようなプレイをしますか? (※戦術カードについては考えてません)


手札の「黄色の10」を出せば「黄色の8~10」で ウェッジ(ストレートフラッシュ)が作れます。
相手も同じ数字で同じ役を目指しているので早く完成させたほうが良いと思われます。
実は、自手札に相手の必要な「紫の9」を持っているため相手に証明はまだできませんが勝ちが確定してます。
相手は「黄色の5~7」の ウェッジ(ストレートフラッシュ)を目指しているようです。
こちらは、「10」の ファランクス(スリーカード)を目指しています。
狙っている役がどちらも完成する場合は相手の勝ちです。
手札には「黄と緑色の10」があるので、こちらの役は作れます。
(「黄色の10は左端のフラッグで必要なので、「緑の10」を使うのが良いでしょう。)
相手の狙っている役には「黄色の6」が必要ですが、こちらが持っているので 相手に証明はまだできませんが勝ちが確定してます。
相手は「3」の ファランクス(スリーカード)を目指しているようです。
こちらは、「3~5」か「4~6」の スカーミッシャー(ストレート)を目指しています。
手札には「紫の3」と「黄色の6」でこちらの役は作れます。
実は「3」のカードは場に5枚すでに出ているので、手札の「紫の3」で6枚目でので勝ちが確定してます。
出す手札の候補ですが上記を考慮して私だったら、右端のフラッグの所に「紫の3」を出して 「3~5」スカーミッシャー(ストレート) を完成させると同時に、「3」が場に6枚あることから相手の役が ホスト(ブタ)にしかならないことを証明しフラッグを獲得します。
戦術カード
戦術カードの使い方
戦術カードは部隊カードの代わりに置くことができます。
ただし、相手プレイヤーが置いた戦術カードよりも1枚以上多くの戦術カードを置けません。
※手札上限の7枚まで持っていてもかまいません。
相手戦術カード使用枚数 | 自分の戦術カード使用可能枚数 |
0枚 | 1枚 |
1枚 | 2枚 |
2枚 | 3枚 |
3枚 | 4枚 |
4枚 | 5枚 |
戦術カードの種類
戦術カードは9種類で合計10枚あります。
大まかに3タイプの戦術カードがあります。
①士気高揚戦術(通常部隊カードと同じように置く)

- リーダーカード(アレキサンダーおよびダリウス)
ワイルドカードとして、好きな色・数字として使えます。
※各プレイヤーは1枚しかリーダーカードを使えません。
2枚目のリーダーカードを引いた場合は手札に残り続けます。 - 援軍騎兵
好きな色の8のカードとして使えます。 - 盾
好きな色の1・2・3いずれかの数字として使えます。


②気象戦術(任意のフラッグの自分側に置く)
※ゲーム終了まで取り除けません。

- 霧
置かれたフラッグのフォーメーションを無効にし、単純に3枚の数字の合計が多いプレイヤーがフラッグを獲得できます。 - 泥濘
置かれたフラッグは3枚でなく4枚のカードのフォーマットで勝負します。
強いフォーメーションを作ることがより難しくなります。
③謀略戦術(戦術カード山札の自分側に置く)
※ゲーム終了まで取り除けません。

- 偵察
部隊・戦術カードの山札から好きな組み合わせで3枚手札に加えます。
その後、手札から2枚を選び各対応する山札の1番上に裏向けにして戻します。
(※この手番ではすでに手札が7枚のため通常の手札補充はありません。) - 配置転換
まだ確保されていないフラッグに配置されている自分の部隊もしくは士気高揚戦術カード1枚を任意に選び、他のまだ確保されていないフラッグの自分の場所に移すか、ゲームから取り除くことが出来ます。
(取り除いたカードは確認できるよう戦術カードの山札近くに表向きで置いておきます。) - 脱走
まだ確保されていないフラッグに配置されている相手の部隊もしくは士気高揚戦術カードの中から1枚選びゲームから取り除くことが出来ます。
(取り除いたカードは確認できるよう戦術カードの山札近くに表向きで置いておきます。) - 裏切り
まだ確保されていないフラッグに配置されている相手の部隊カードの中から1枚任意に選び、まだ確保されていないフラッグの自分の場所へ配置出来ます。
※士気高揚戦術カードは不可です。
改めて終了条件および勝利条件
どちらかのプレイヤーが連続する3つのフラッグを確保するか、5個のフラッグを確保した時点で、そのプレイヤーの勝ちとなりゲーム終了となります。
連続でゲームを行う場合は勝者は5ポイント、敗者は終了時点で確保していたフラッグの数分ポイントを得ます。
次のゲームは勝者の手番で始まります。
選択ルール
上級ルール
フラッグの確保は各手番の一番最初に限定します。
つまり、各手番でカードを置く前なので通常よりもフラッグの確保が遅くなり相手が戦術カードを利用しやすい環境になります。
戦術カードなし
戦術カードをなくし、部隊カードのみでゲームをプレイします。
私はこのルールをよく採用しています。
しろーのおススメポイント
2人用ゲームに迷ったらコレのゲームというほどにおススメできます。
戦略・運・タイミングなど様々な要素のバランスが良く何度でもプレイしたくなるゲームです。
ルール把握しやすく、携帯性も良いところも高評価のポイントです。
ゲーム情報
タイトル バトルライン[Battle Line]
プレイ人数 2人
平均プレイ時間 20~30分程度
ゲームデザイン ライナー・クニツィア(Reiner Knizia)
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